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ポルトガルってwwwww
いやあの、国境飛び越えて見に来てくださってありがとうございます・w・
でもすごいよ!感動しちゃったよwww
世の中国際的だこと…




以下・また戦士×シフですwwwまあそれほど×ともいえないですけどねw
サーセン^q^






「っぶない!」
「あっ!?」
これが出会い。
俺は突然現れた蒼い髪の男に体当たりされて、ものの見事に顔からすっ転んだのだった。しかも突然で受け身も取れず、したたかに顔面をぶつけたわけで。大地とフレンチキッスどころかディープキスしてしまった。
地味に痛い。
しかし冒険者たるもの、そう大人しく伏せているわけではない。
そう。
頭上で剣が飛び交っていれば尚更。
「うおおっ!?」
地面に伸びている状態から横っ飛びして修羅場を抜ける。見れば俺が今こけたところに矢が刺さっていた。横っ飛びした直後に刺さったらしく、まさに間一髪。そしてその周りをたくさんのエルフと、さっきの蒼い髪の男が戦っている。エルフをバッタバッタとなぎ倒してゆく様を見る限り、少なくとも俺よりは冒険者レベルは高いのだろう。PTを組んだことはない男なので実際いくつなのかはわからないが。
「あっ」
男の後ろで別のエルフが剣を振りかぶっている。男は俺の声に気づいて後ろを振り返る―――が、間に合わない。
エルフの剣が男の肩口を切り落とした。――――ように見えた。
残念ながらエルフの手にあった剣は、手を離れ空中を舞っていたが。
どうやら、俺のダートは間に合ったようだ。
男はその間抜けなエルフに回し蹴りを食らわせると、正面にいた敵に肘鉄を食らわせてから、剣を仕舞った。
まわりでは男の剣や体術を食らったエルフ暗殺者達が伸びている。
男がこちらを向いたので、座り込んでいた俺も立ち上がった。
「怪我は無いか?」
「ど突き倒された時の擦り傷以外はね」
「そう皮肉るな。危なかったんだぞ、お前。後ろにエルフ達が迫っていた」
「全部倒したと思ってたのに…援軍連れてきたんだな、こいつら…」
「エルフ達は賢い。これ以上大群を連れてくる前に離れたほうがいい」
「…とりあえずお礼は言っとくよ。ありがとう」
「いや俺こそ。さっき後ろに回りこまれたときは危なかったんだ。助かった。それじゃ」
男はこの森のさらに奥に入っていった。
俺は倒れている敵を見る。こいつらは俺のレベルの適正内だ。
これより森の奥に入るとなると、もっと強いモンスターがうじゃうじゃいる。
「…やっぱ俺より強いか」
俺はこれより奥には入れないから。
モンスターを狩る気にもなれないので、仕方なく俺は街に帰ることにした。
そういえば名前も聞いてなかったと気づいたのは宿に戻ってからだった。




「…ん、くさん。お客さん」
「ん…なんだ、マスター…」
「酒がかなり入ってるのはわかってるんだが、ここでつぶれてもらっちゃ困るんだなあ。ほれ、水だ」
「わるいな…飲んだら戻るよ」
今夜は無性に酒を煽りたくなった。でも俺はもともと強い方ではないので、しばらくカウンターに突っ伏して眠ってしまったらしい。
「冒険者なんだからそんな無防備になるのはいただけないな?」
「確かに…が、酒にはそう強くなくてな」
「嫌なことでもあったのかい?お、いらっしゃい」
カロンと軽いベルの音がして、店の扉が開いたことを知らせた。俺は振り向くのも億劫で、突っ伏したまま氷水の入ったグラスを弄んでいた。
入ってきた奴は、俺より3つか4つ離れたカウンターに座ったようだった。というのもただの勘で、背中を向けているので実際3つ目なのか4つ目なのか、男なのか女なのかもわからない。ただなんとなく、女では無い気がした。女にしては装備品がガチャガチャと五月蝿い。おそらく男の、冒険者だろう。
それにしてもこんな時間に来るなんて変わった奴だ。もう時計の短針は3を指している。もちろん深夜の、だ。こんな時間に来る奴などそうそう居るものではなく、大体今この店の中にいる客自体俺と今入ってきた冒険者だけだ。
そろそろだるくなってきた、もう帰ろうと身体を起こしたとき。
「ほらよ」
「ん?俺は頼んでないぞ」
俺に酒が運ばれてきた。俺はさっき、水をもらってもう帰れと言われたばかりだったはずだが。
「向こうのお客さんからだよ。あんまり度の強くないやつを、ってさ」
「はあ…」
俺の知り合いなのかと思って、億劫だったがもう一人の客を振り向いた。その客は薄暗いライトの中、静かにグラスに口をつけていた。
薄暗いのでよく見えないが、髪が蒼い。重そうな剣と盾をカウンターに立て掛けていた。
俺は目を見開く。
「アンタ…っ昼間の!」
酔ってることも忘れて大きい声を出してしまったので、自分の声が頭の中にキーンと響き渡った。頭の痛みにこめかみを押さえる。
「街にいた友人にお前の話をしたらここに入っていったという話を聞いてな。まだいるかと思って、ためしに入ってみたんだ」
「ためしって…」
そんな半分ストーカーまがいなことをしているのに、この人だと犯罪っぽくないのは何故だろう。
「アンタこの人の知り合いかい?ちょうどよかった。この人結構酔っててね、部屋まで連れてってやっておくれよ」
「マスター」
大丈夫だと言う前に、彼が俺の腕を掴んだ。
「よし行こう」
彼は50度近くもあるウォッカを一気に飲み干した。
「こいつの酒代は俺にツケといてくれ」
「あいよーまた飲みにおいでな」
「ちょっ…!」
振りほどこうとしても力が強すぎて外れない。多少の抵抗もなんのその、そのまま俺は強引に連れて行かれてしまった。


「部屋はここか?」
「…そうだよ」
「怒るなよ。マスター困ってただろ」
「俺はもう酔ってなんか無い」
いまだに強い力で腕を掴まれたまま。
俺は宿の部屋に相手をいれてしまった。
「もう良いよ…離せって。どうせこれだけのために俺を捜したわけじゃないだろ?」
彼は手を離して振り返った。
「ご名答。お前がどうも気になってな。お前、ギルド入ってるか?」
一つしかないベッドに彼は腰掛けた。俺はベッドを占領されてしまったので仕方なく目の前に立っている。
「いや…いまのところは」
「だろうな、紋章もつけてないからそうだと思った。どうだ?お前…」
また腕を掴まれて、顔が近付けられる。
吐息さえ交わる至近距離で囁かれた。
「俺のギルドに入らないか?」



ほぼ初対面なのによくそんなことが言えたもんだ。
アンタそれ、ストーカーのうえに勧誘だぞ。





続く(笑)


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