「夢を諦めたくないなら諦めなければいい」
そんな簡単に言うものじゃないと、言ってやろうとしてやめた。俺を見据えるオレンジ色の瞳はどこまでも真っ直ぐで揺れない。なんのことだと、とぼけようとも思った。けれどそんな気持ちもすぐに霧散して。
「来いよ」
連れてこられたそこにあったものは。
「…マ、ジかよ」
俺が焦がれて止まなかった、
ほんの数年前まで夢見ていた、
空への、架け橋が
「運転してみせてくれよ」
操作方法くらいは習得しているんだろう?
当たり前だ。俺がどれだけあの空へ焦がれたか。そのためなら寝る間も惜しんで苦手な勉強もした。あそこをやめた後もそれだけははっきりと覚えている。
「事故ってもいいから」
俺をあの大空まで連れて行ってみせてくれ。
無機質なその機体は白かった。しかし触れれば感じるこの高揚感。
こいつはただの金属なんかじゃない。
「揺れるかもしれねえけど」
「平気」
「墜落するかもしれねえけど」
「いいよ」
「俺に掴まっとけ」
「うん」
後ろに乗り込んだ英利が俺の服をぎゅっと掴む。
―――頼むぜ俺の翼。
イカロスは蝋で固めた見かけだけの翼だった。
でも俺の翼は違う。
それになにより俺には墜落しない、いやできない理由がある。俺の後ろに乗っているこいつの存在がそれだ。
「信じてろよ」
エンジンをふかせばターボエンジンの唸る声がする。俺は額のゴーグルを目のところまで下ろした。
どこまでも高く。
この星で一番、太陽の近くまで。
後ろには誰でもない、あいつがついている。だから絶対に大丈夫だ。
俺の両手は操縦桿を握り締め、ゆっくりと手前へ引いた。
肉英でした。for the ikarus聞いてたらもやもやっと。
忙しいのは本当に自分の性に合わないと自覚中。
私はもっとこう…のんびりしっぽりふらふらしてるのが合うんだ!
まあそうは言ってもなかなか無理だけどね
明日から試験…(ノд`) 終わった途端に展覧会かよ
しかも弟×2が二匹とも風邪(インフル?)っぽくて移りそう 勘弁してくれ!
書の全臨とかないだろorz
以上最近の報告でしたー すみませんもうちょい潜ります
とりあえずまだ絵が終わらないから…それを明日終わらせて試験勉強して(しないけど)
それからちびちび書き溜めた小説をうpしたいです
相互の品物待ちのお方はもう少々お待ちください!遅くなって申し訳ない…!
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