忍者ブログ
mixiにも生存してます。よかったら声かけてやってください^^
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

※ちょいと成長したルークが先生とモゴモゴしてるシーンがあるような無いような。
※先生が根暗です!ルークが子供じゃなきゃいや!って人は絶対見ちゃだめですよ!
※ごめんなさい(先に謝る




肌を刺すような、寒い夜。それはまさに今夜の表現にぴったりだと思う。
人々が広場でカウントダウンをしている。ああ、今年もあと5分か。しみじみと他人事のように考える。
私は自分の部屋の窓を開け放して外の風景を眺めている。ストーブで暖められた部屋の温度はどんどん低下していって、湿度も下がる。私自身の体温と共に。
吐き出す息が白い。手すりに触れている指先は少しづつその温度と同化していく。
外の風に私の前髪が揺れた。
窓の枠に腰かけて、それでも外の風景から目を離さないまま、私は空に、そして世界に向かって呟いた。


「Il n'y a pas la sensation pour épargner un moment pour d'un ceci rien qui disparaît.
Dieu.Veuillez donner une créature sauf moi une bénédiction.
Je continue maintenant une bénédiction avec sur comme c'est.
Et s'il vous plaît donne en même temps la punition avec la douleur.
Comme cela à Dieu, je punition.Dans le monde une bénédiction.

Amen.」

派手な音を立てて私の部屋のドアが開いた。
今このアパートには私以外は居ないだろう、何しろ外でカウントダウンをしているのだから。
多少大きな音を立てても誰も咎める人はいないだろう。
突然の訪問者は私のよく知っている人物だった。
「ルーク」
「…先生」
何年か前に私と共に不思議な街でナゾを解いていた彼は、この数年で随分と見た目も中身も成長した。
成長途中のルークは私の傍へ来ると、シャツの襟を強引に掴んで私にくちづけた。
「ルー…」
手首を掴まれて壁に押し付けられる。いつの間にこの子は、こんなに力が強くなったのだろう。
唇が離れると、窓枠に私は押し倒され、ルークは私の腹の上に乗った。だが私の手首は掴まれたままだ。
払いのけようと思えば出来ないこともないが、私は特に抵抗する気は起きなかった。
ルークの肩越しに、雪がちらつき始めたのが見えた。
先生、触っても良いですよね。
そういって彼は私のシャツを捲くる。素肌に触れてきた彼の指先は、私より幾分温かかった。
「先生」
私の首に顔を埋めてくる彼の表情は最近、大人びてきた、と思う。
「ルーク」
彼の名を呼んで背中に腕を回した時、視界の端にカウントダウンのボードに映し出された0001という数字が。
0000に変わる瞬間を見ることが出来た。

ああ、私の望んだことだ。
ルーク、神様、…ありがとう。





途中で入ってるのはフランス語。
イギリスの公用語は英語ですが、先生は物知りだからきっとフランス語くらい言えると思う。
簡単に訳すと、「神様、世界に祝福を。私に罰を。」みたいな?
ウチの教授は常に自重してます。あれ自嘲?まあどっちでも。
うーん…次回作とルークの成長が被りそうないやーな予感…
こんなあけおめでごめんなさい!!

PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
元旦も HOME あけおめー
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[07/15 ソメラ]
[06/14 Bk]
[06/14 ソメラ]
[02/07 夢羽]
[01/07 Bk]
最新TB
プロフィール
HN:
エラト
HP:
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
妄想
自己紹介:
少年漫画大好き。少女漫画も嫌いじゃない。ってか全般好き。小説も好き、アニメも好き。
ゲームも好き。そんな雑食です。
バーコード
ブログ内検索
カウンター