展示にグレラガ一個。ああ携帯サイトの方も整理しなきゃね?
短い話を書きたいです。
ってわけで続きでお話一個。
短い話を書きたいです。
ってわけで続きでお話一個。
こういう冬の寒い日はこたつン中はいってぬくぬくしてるのが一番だ。あったけぇし、ゆったりできる。そのまま寝ちまうと風邪ひくけど。
んで?どうして俺はガキ共も寝ちまった真夜中に一人で外をふらついてんだ?
立春が過ぎたっつってもまだ2月で、寒ィのは当たり前。だけど俺は、いつも通りの崩れた格好で人気のねぇ通りを歩いてる。何がしたいのかは俺にもわかんねぇんだ、うん。だって俺寒いもん。早く布団でぬくぬくしてぇもん。なんでだ?何故かってーと足が家と全くの逆方向へ向かってるからだ。何故?だからそれがわかりゃ苦労しねーっての。
橋の上。だーれも通らねぇ橋の上で、俺は水を眺める。ああ、俺ホントなにしたいんだろ。せめてマフラーでもしてりゃいいんだけどよ、半袖だわ首ンとこは開いてるわですっげえさみーんです。あ、ほらさみーさみー言ってるそばから雪降ってきた。何これいじめ?いじめですかコノヤロー。
でもさ、月は今日キレイなのね。冬は空気が冷たいからいつもよりはっきり見えてるし。俺、これ見たかったのかなぁ。
「何、やってる」
誰も居ないと思ってたら後ろから声がかかった。知ってる声だけどさ、何も、こんな気分のときにタイミングよく声かけることないんじゃない?
「半袖のままかよ」
「これしか服ないんでー」
振り返るのもなんだか面倒で、後ろ向いたまんま適当に応える。だってだれなのかわかってるし。なんとなく今は斬りかかられそうな雰囲気じゃないし。大丈夫じゃない?
「…、これ、やるからこっち向けよ」
まだ温かさの残った赤いマフラーが俺の首にかかる。凄くありがたいんだけど、さ。
「こっち向けって」
「ヤダ」
「…なんでだよ」
いやね、だから面倒だしさ。別に向かなくたっていいんじゃないかとか、さあ?そのまま巻いて立ち去ってくれないかなぁ。
「向け」
「あ?」
無理矢理身体を反転させられる。
だから、いやだってば…ねえ、本当に。
「…やっぱりな」
…うん。ごめんね、嘘なの。
別に本当に面倒だったわけじゃないよ。ただね、この顔の、
「何、泣いてやがる」
見られたくなかったんだよ、だってホラ、大人にもなってそんなのちょっとみっともないじゃない?特に、君にはさ。カッコ悪いじゃん。たまの一人で感傷にどっぷり浸かってた所に、なんてタイミング良いの。でも俺こそこの温かい水の意味なんて分からなかったから、止めようがなかったんだけどね。
「…知らねえ」
そこまで顔、見つめられてるとなんだか空気が気まずくなるもんだから、とりあえず目はそらしてみる。その隙に土方君はマフラーを俺の首に巻きつける。鎖骨の辺りできゅっと緩く縛ってくれた。そのあと、俺の手を取って手の甲にくちづけた。あの、ここ外で橋の上なんですけど。
見られちゃったらどうするつもりなの?
土方君は皮手袋を嵌めていて、肌の露出してる部分なんて顔くらいしかないんじゃないかな。目を閉じてくちづけてるから、ちょっと顔をガン見してみる。まつげ長いなぁ。
数秒で唇を離した土方君は、今度は俺のほっぺたに手袋を取って触ってきた。手袋に包まれてたから、温かい。一度だけその指でふに、と俺の唇を触ったかと思うと、その手で隠すようにして、土方君の唇と俺の唇が、触れた。温かいよ、君。
その熱を離したくなくて、俺たちは少し長めにキスをしていた。俺が首に手を回して、まるでこれじゃあ男と女のカップルみたいだねぇ。
くちゅっとちょっといやらしい音をたてて土方君が離れた。俺は土方君の首に腕を回したまんまなんだけどね。
「…つき」
「あ?」
俺は何も考えずに呟いた。
「つき、きれいじゃない?」
土方君は少し空を見上げるとああそうだなって言って俺と目を合わせた。
「どうする」
結構土方君もSなわけ?なに、俺に言わせたいの。寒いんだよ、ねえ、目の前には君しかいないじゃないの。触れ合ってる手の暖かさ、たった一つこの寒い夜の中で驚くくらい浮いてるよ。
「…もしかして、確信犯?」
「馬鹿。…てめェの背中、はたから見てられるようなそんなモンだと思ってたのか?」
「…だよね」
最後の熱の拠り所は君みたいなんだ。ねぇお願い、こんな寒くて雪の降る夜はさ、思い出しちゃうんだよ。見ていたくないんだけどさ、ダメなんだ俺。どうも苦手っていうか、うん。だからねえお願い、今夜は一緒にいてくれる?
「来い」
凄いね、土方君、凄くあったかいよ。今夜みたいな夜がもしまたあったら、また来てくれる?
君の熱…クセになりそうなんだよね。
モロ土銀。頼りない銀さんと勘とかそんなんで見に来た土方君。見てられなくて声かけちゃった。
この後は朝まで一緒のお布団。ナニ?え?ナニが?(笑
んで?どうして俺はガキ共も寝ちまった真夜中に一人で外をふらついてんだ?
立春が過ぎたっつってもまだ2月で、寒ィのは当たり前。だけど俺は、いつも通りの崩れた格好で人気のねぇ通りを歩いてる。何がしたいのかは俺にもわかんねぇんだ、うん。だって俺寒いもん。早く布団でぬくぬくしてぇもん。なんでだ?何故かってーと足が家と全くの逆方向へ向かってるからだ。何故?だからそれがわかりゃ苦労しねーっての。
橋の上。だーれも通らねぇ橋の上で、俺は水を眺める。ああ、俺ホントなにしたいんだろ。せめてマフラーでもしてりゃいいんだけどよ、半袖だわ首ンとこは開いてるわですっげえさみーんです。あ、ほらさみーさみー言ってるそばから雪降ってきた。何これいじめ?いじめですかコノヤロー。
でもさ、月は今日キレイなのね。冬は空気が冷たいからいつもよりはっきり見えてるし。俺、これ見たかったのかなぁ。
「何、やってる」
誰も居ないと思ってたら後ろから声がかかった。知ってる声だけどさ、何も、こんな気分のときにタイミングよく声かけることないんじゃない?
「半袖のままかよ」
「これしか服ないんでー」
振り返るのもなんだか面倒で、後ろ向いたまんま適当に応える。だってだれなのかわかってるし。なんとなく今は斬りかかられそうな雰囲気じゃないし。大丈夫じゃない?
「…、これ、やるからこっち向けよ」
まだ温かさの残った赤いマフラーが俺の首にかかる。凄くありがたいんだけど、さ。
「こっち向けって」
「ヤダ」
「…なんでだよ」
いやね、だから面倒だしさ。別に向かなくたっていいんじゃないかとか、さあ?そのまま巻いて立ち去ってくれないかなぁ。
「向け」
「あ?」
無理矢理身体を反転させられる。
だから、いやだってば…ねえ、本当に。
「…やっぱりな」
…うん。ごめんね、嘘なの。
別に本当に面倒だったわけじゃないよ。ただね、この顔の、
「何、泣いてやがる」
見られたくなかったんだよ、だってホラ、大人にもなってそんなのちょっとみっともないじゃない?特に、君にはさ。カッコ悪いじゃん。たまの一人で感傷にどっぷり浸かってた所に、なんてタイミング良いの。でも俺こそこの温かい水の意味なんて分からなかったから、止めようがなかったんだけどね。
「…知らねえ」
そこまで顔、見つめられてるとなんだか空気が気まずくなるもんだから、とりあえず目はそらしてみる。その隙に土方君はマフラーを俺の首に巻きつける。鎖骨の辺りできゅっと緩く縛ってくれた。そのあと、俺の手を取って手の甲にくちづけた。あの、ここ外で橋の上なんですけど。
見られちゃったらどうするつもりなの?
土方君は皮手袋を嵌めていて、肌の露出してる部分なんて顔くらいしかないんじゃないかな。目を閉じてくちづけてるから、ちょっと顔をガン見してみる。まつげ長いなぁ。
数秒で唇を離した土方君は、今度は俺のほっぺたに手袋を取って触ってきた。手袋に包まれてたから、温かい。一度だけその指でふに、と俺の唇を触ったかと思うと、その手で隠すようにして、土方君の唇と俺の唇が、触れた。温かいよ、君。
その熱を離したくなくて、俺たちは少し長めにキスをしていた。俺が首に手を回して、まるでこれじゃあ男と女のカップルみたいだねぇ。
くちゅっとちょっといやらしい音をたてて土方君が離れた。俺は土方君の首に腕を回したまんまなんだけどね。
「…つき」
「あ?」
俺は何も考えずに呟いた。
「つき、きれいじゃない?」
土方君は少し空を見上げるとああそうだなって言って俺と目を合わせた。
「どうする」
結構土方君もSなわけ?なに、俺に言わせたいの。寒いんだよ、ねえ、目の前には君しかいないじゃないの。触れ合ってる手の暖かさ、たった一つこの寒い夜の中で驚くくらい浮いてるよ。
「…もしかして、確信犯?」
「馬鹿。…てめェの背中、はたから見てられるようなそんなモンだと思ってたのか?」
「…だよね」
最後の熱の拠り所は君みたいなんだ。ねぇお願い、こんな寒くて雪の降る夜はさ、思い出しちゃうんだよ。見ていたくないんだけどさ、ダメなんだ俺。どうも苦手っていうか、うん。だからねえお願い、今夜は一緒にいてくれる?
「来い」
凄いね、土方君、凄くあったかいよ。今夜みたいな夜がもしまたあったら、また来てくれる?
君の熱…クセになりそうなんだよね。
モロ土銀。頼りない銀さんと勘とかそんなんで見に来た土方君。見てられなくて声かけちゃった。
この後は朝まで一緒のお布団。ナニ?え?ナニが?(笑
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