ハロウィン使用撤去

窓の外に出て煙草を吸う。俺の相棒は煙草の匂いを嫌うので、追い出された形といえばそうだ。
その相棒は部屋の床の上で寝そべりながら紙にペンを走らせている。
新しい曲の歌詞を書き込んでいるのだろう。
次はどんな歌なのか。
恋愛モノか、はたまた全く違う物語なのか。
それでもアイツの歌は、いや俺たちの歌を、何人もの人間が待っているのは確かだ。
何人と言ったが、単位は分からない。数万人かもしれないし数億人かもしれない。
俺たちは「売れている」ミュージシャンの部類に入る、最もたるその例らしい。人間達の言葉を使えば。
俺は音を求めているわけだし、アイツも音を愛している。
別に人の好む歌を歌い続けて来た訳じゃない。俺たちが歌いたいと思ったものだけを、マイクを取って歌い続けてきただけだ。
それがたまたま、全部世に好まれただけだ。
未来が見える俺たちにはわかる、きっとこれから先も歌い続けるたびに売り出された曲を人々は手に取るのだろう。
そろそろ潮時なのかもしれない。
「ユーズ」
後ろから服を引っ張られて振り向くと、白い吐息を吐きながらＭＺＤが窓から上半身を乗り出していた。
「寒くないのかよ。さっさと煙草の火ぃ消して、中入れって」
「ん、わかった」
彼の首にかけられたヘッドフォンから、女性ボーカリストの甘い歌声が溢れている。俺が部屋に入るころ、外では真っ白な雪がちらつきだしていた。






ハロウィン使用サイトデザインを漸く元に戻しました、よ
約５日…か？６日？ほぼ一週間ですな。
ユズＭエロうｐとか言ってたけど結局エロじゃありませんでした
今日中に書き上げた、珍しくえろくない話です　レアだよ！
例のユズＭエロは修正してから上げます。
今更ですけど、カップリングなりきり１００の質問書いてます。ユズＭで。
次はニク英で書きたいなあー　ってかほんとにニク英好きだ！あの二人は高校生同士の仲良しさんみたいで可愛い。
あー識柚も書きてー！！っていうかあれだ、受けユーズも好きだｗ
雑食化してきてるなー

冒頭の話は昔、二人でバンド組んでたころの話。