↓にある肉英死ネタの補足。
それと少しでも救いになれば。
(英利が可哀想すぎた!)
幸せを望まずにはいられないエラトが書いた勝手なアナザーストーリー付き。
ホント余計だとしか思えないんだけど書かないとなんか罪悪感が…
暗いのも死ネタも大好きだけどやっぱり幸せになって欲しいと思うのはわがままだろうか。
だってどんなCPにしてもやっぱり相手の笑顔が横にある前提で2人が笑ってくれなきゃ寂しいじゃない。
うだうだ長くなりましたが見たい方は続きからどうぞ。
それと少しでも救いになれば。
(英利が可哀想すぎた!)
幸せを望まずにはいられないエラトが書いた勝手なアナザーストーリー付き。
ホント余計だとしか思えないんだけど書かないとなんか罪悪感が…
暗いのも死ネタも大好きだけどやっぱり幸せになって欲しいと思うのはわがままだろうか。
だってどんなCPにしてもやっぱり相手の笑顔が横にある前提で2人が笑ってくれなきゃ寂しいじゃない。
うだうだ長くなりましたが見たい方は続きからどうぞ。
未来、たぶん十年後くらい。
ニクスは早死にしそうだと思った。老衰というよりは事故とかの突然死のほうがそれらしい。
見た目よりも中身が変わった人。きっと20代のころにくらべて性格が丸くなってるはず。
英利は一緒に歳をとれないことに負い目を感じてる。
ニクスは大して気にしてないんだけど、うだうだしてる。
死ぬ本人よりも相手の死を怖がってるかもしれない。
終わりのほうに一週間後と書きましたが、英利が見たのは三日後のニクスだったとかそんなどうでもいい設定もあったりする。
三日後には死ぬと思ってたのにまだ死んでなくて、アレ?ってなる英利とか書きたかったがタイムアウト。間に合わんかった
だって相手はニクスだぜ。正直、公式を見てると病魔なんか跳ね除けそうだ(笑)
英利のためなら余命も自力で伸ばせそう(ニクスをなんだと)
Another choices:
空が高い。
こうして羽休めをするのは久々だとぼんやり考えながら、風の吹き抜ける緩やかな傾斜の野原に英利は寝そべっていた。
(本業が忙しくてゆっくり景色を見ている暇なんてなかったからなぁ。)
最近はこっちの世界を留守にすることも多いほど忙しかった。識のゲーセンに行く回数も目に見えて減っていて、一ヶ月に2、3回行ければ多いほうなくらい。
けれどそんなのも、苦痛ではない。
「おーい英利ィー?」
「こっちこっちー」
自分を呼ぶ声が聞こえて上半身を起こすと、探し人は英利に気づいたようだった。
「ちょっと草の背が高いだけですぐ見えなくなんのな。それにしてもすげーなここ、崖の下に海があるぜ」
「はは、落ちないようにしないとな」
磯の香りを含んだ風が2人の髪を揺らした。ついこの前まで夏の暑さにひーひー言っていたのに、いまでは照らす太陽の暖かさが心地良い。
「ゆっくりするの久しぶりだよな」
英利の横に座る男はトレードマークの猫耳のような帽子を取り、地面に置いた。混じり気のない綺麗な金髪がさらさらと海風に流れる。
真紅の瞳に海の光が反射してとても綺麗だと英利は思った。
「…疲れた?」
聞けば金髪の男はぶはっと盛大に吹き出した。
「疲れるかよ。言っとくけど俺、お前より体力あるぜ。なんなら試してみるか?」
「いいです、結構です。よーくわかってます」
覆いかぶさってきた相手に流されてたまるかと、英利はもがいた。金髪の男は面白そうに笑った後、英利の髪の毛をくしゃくしゃと撫ぜた。
「本当に疲れなんかしねぇよ。…どんな仕事も人生もお前といられりゃ」
だろう?振り向いた男は自信満々、満足気な顔だった。
人の生死をつかさどるような仕事でも、お前一人いれば。
「…俺も」
釣られて英利もふわり、幸せそうに微笑んだ。
握った手には一対の指輪。
共に世界を見届ける契り、人としての性を捨てた証。
後悔なんて誰がするものか。
「ん?そういやこっちに帰ってきたってユーズに連絡したのか?」
「あ…忘れてた。行かないと」
あれから随分時間が経った。
いろんなものが変わった。
得たものも、失ったものもたくさんできた。
それでも。
変わらないものは確かにここにある。
「ゲーセンに顔出してから昼飯行くか。そろそろ腹減ってきたしな」
そして今日も。
「ほら行くぞ英利」
「うん」
差し出された手を取って。
同じ時間を同じ歩幅で、一緒に歩こう。
(これはもしかしたら、2人の神様が俺達にくれた幸せなのかもしれない。)
Another choices.
(あるいは平行世界による彼らの死)
end.
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